【FSPの思想】DIANTの「行動の糸(BI)」とは?“絵に描いた餅”で終わらせない、理念と行動の「架け橋」

あなたの会社では、立派な経営理念を掲げています。 しかし、その理念とは裏腹に、社員たちの日々の行動はどうでしょうか。「お客様第一」と言いながら、社内の都合を優先していないか。「挑戦を称える」と言いながら、失敗を厳しく叱責していないか。 この、理念という「理想」と日々の「現実」との悲しいギャップ。これこそが、組織の一体感を失わせ、社員のエンゲージメントを低下させる最大の原因です。 この記事では、このギャップに強力な「架け橋」を架ける、FSPの思想の核「行動の糸(BI – Behavior Identity)」について解説します。

「行動の糸」とは、会社の“人格”そのものである

「行動の糸」とは、FSPのブランディングフレームワーク「5つの糸」の三本目の糸です。 それは、会社の理念や価値観を体現する、社員一人ひとりの日々の「振る舞い」や「意思決定」のことを指します。 なぜ、この「行動」がそれほどまでに重要なのでしょうか。 それは、顧客や社会があなたの会社を評価する時、社長であるあなたの「言葉」を聞いているのではなく、現場で働く社員一人ひとりの「行動」を見ているからです。 社員の行動こそが、会社の偽りのない「人格」そのものなのです。

“想い”と“行動”を繋ぐ、最強のツール「行動指針(クレド)」

では、どうすれば、社員の「行動」を、会社の目指すべき「理念」の方向へと導けるのでしょうか。そのために、私たちが用いるのが「行動指針(クレド)」という、極めて強力なツールです。
クレドとは、抽象的な理念(=想いの糸)を、「私たちは日々の仕事で具体的にこう動きます」という分かりやすい「行動の約束」にまで翻訳(ブレイクダウン)したものです。

<理念を、クレドへと“翻訳”する例>

  • 理念(想いの糸) 「私たちは、挑戦を恐れない、革新的な組織である」
  • 行動指針(行動の糸)
    ・私たちは、会議で「できません」と言う前に、必ず「どうすればできるか」という代替案を一つ以上提案します。
    ・私たちは、前例のない挑戦による「良い失敗」を、挑戦しなかった「何もしないこと」よりも高く評価します。

「行動の糸」が、組織に“規律”と“自由”を同時にもたらす

この全員で共有された「クレド」は、組織に一見矛盾する、二つの素晴らしい効果を同時にもたらします。

  • 規律 :クレドは、会社全体に、「何が善であり、何が悪であるか」という、明確で公平な「判断基準」を与えます。これにより、社員の行動にブレがなくなり、組織としての、一貫性、つまり、「〇〇社らしさ」が、生まれます。
  • 自由 :そして、この「判断基準」が明確であるからこそ、社員は安心して、その“枠”の中で、自律的に、そして主体的に行動できるようになります。いちいち上司の顔色を伺う必要がなくなるのです。クレドは社員を縛るものではなく、むしろ挑戦へと解放するものなのです。

まとめ

あなたの会社の素晴らしい理念(想いの糸)は、それだけではただの“魂”です。 その魂が現実世界で躍動するためには、「行動の糸」という、しなやかでたくましい“肉体”が必要です。
そして、その肉体は、経営者が一方的に与えるものではありません。 社員全員との対話を通じて、共に創り上げていくものです。
理念という美しい「理想」と、日々の泥臭い「行動」を結びつける、強力な「架け橋」を築くこと。それこそが、あなたの会社を、理念がただ額縁に飾られているだけの会社から、全社員が理念を、行動で体現する、最強の組織へと進化させるのです。

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