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【組織戦略】“また、あの人か…”で終わらせない。全社員が“主役”になる「表彰制度」活性化の3つのコツ

月に一度の月間MVPの表彰式。「今月のMVPは…営業部のA君です!素晴らしい売上成績でした!」社長の高らかな声。しかし、会場から聞こえるのは、どこか力の抜けた、まばらな拍手だけ…。 営業成績のような分かりやすい「数字」だけを追いかける表彰制度は、いつしか受賞者が固定化し、多くの社員にとって「自分には関係のない他人事のイベント」となってしまいます。 この記事では、そんな社員の“シラケ”を生む、形骸化した表彰制度から脱却し、全社員が「次は自分が!」と目を輝かせる、組織活性化のエンジンへと変えるための3つのコツを解説します。

なぜ、あなたの会社の「表彰制度」は、社員の“シラケ”を生むのか?

その原因は、明確です。

  • 評価基準が偏っているから:売上や生産数といった、目に見える「数字」ばかりが評価されていませんか。それでは、バックオフィスの社員や開発部門の社員といった、「数字」では直接測れない素晴らしい貢献をしている社員に光が当たることはありません。
  • 選考過程が不透明だから:「どうせ、社長のお気に入りが選ばれるんだろう」。選考の基準やプロセスがブラックボックス化していると、社員の心に不公平感が生まれます。
  • 報酬が金銭だけだから:表彰が単なる「臨時ボーナス」になってしまうと、もらった側も周りも、その行動の尊い「意味」について深く考えることはありません。

“シラケ”を“熱狂”に変える、戦略的「表彰制度」3つのコツ

では、どうすれば、全社員が主役になれる表彰制度を創れるのでしょうか。

コツ①:「何を」表彰するか?―“結果”だけでなく、“行動”を、会社のHEROにする
まず、表彰の「基準」を会社の「理念」や「行動指針(クレド)」と固く結びつけましょう。「売上No.1賞」だけでなく、あなたの会社が本当に大切にしたい「価値観」を体現した社員を、HEROとして称えるのです。
(表彰制度のネーミング例)
「ベスト・チャレンジ賞」:クレドにある「失敗を恐れない挑戦」を最も体現した社員へ。
・「ベスト・サポート賞」:クレドにある「仲間への感謝」を最も体現した社員へ。
「ありがとう最多獲得賞」:サンクスカードなどを通じて、仲間から最も多くの「ありがとう」を集めた社員へ。

コツ②:「誰が」選ぶか?―“全員参加”で、物語を発掘する
次に、受賞者の選考を経営陣だけで独占するのをやめましょう。社員から社員への「推薦制」を導入するのです。 その際、ただ名前を投票させるだけでは人気投票になってしまいます。重要なのは、「なぜその仲間を推薦するのか」という具体的な“物語(エピソード)”を推薦理由として書いてもらうことです。「AさんがB部署のトラブル対応で、自分の業務を後回しにしてまで助けてくれた、あの行動こそ、我が社の『チームワーク』の体現です!」 この物語の発掘プロセスそのものが、組織に良い行動とは何かを気づかせる最高の機会となります。

コツ③:「どう」称えるか?―“賞金”よりも、感動的な“ストーリー”を贈る
そして、表彰式は最高の「舞台」です。リーダーの最も重要な仕事は、賞金やトロフィーを渡すことではありません。推薦文で集まった“物語”を、全社員の前で、主役である受賞者の功績として、熱く感動的に語り聞かせることです。「今月、私たちが最も誇るべき行動が、これです!」 その語られたストーリーが、一人のHEROの誕生を祝福し、そして、他の全ての社員の次なる素晴らしい行動への道しるべとなるのです。

まとめ

表彰制度は、社員をランク付けするための冷たい「査定」ではありません。それは、あなたの会社が大切にしたい「価値観」とは何かを、具体的な「物語」を通じて全社員で共有するための、温かい「儀式」なのです。 会社の「理念」に基づいた多様な「賞」を作り、社員全員参加の「推薦」で物語を集め、リーダーの「語り」によって、その行動を全社の“伝説”へと昇華させる。
その時、あなたの会社の表彰式は、一部のスター社員のためだけの他人事のイベントから、全社員が自らの仕事に誇りを持つための、最高のモチベーションの源泉へと生まれ変わるはずです。

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