「社員のモチベーションを上げたい」全ての経営者やリーダーが、そう心から願っているはずです。
しかし、そのあなたの「良かれと思って」言ったその一言や、取ったその行動が、実は社員のやる気の炎を静かに消し去っているとしたら…。
社員のモチベーションは、上げるよりも、下げる方が遥かに簡単です。そして、その原因のほとんどは、リーダーの無意識の「NG言動」にあります。この記事では、自戒を込めて、見直すべき10の言動を、ワーストランキング形式でご紹介します。
あなたは大丈夫?社員の心を折る「NG言動」ワースト10
ワースト10:「昔は、こうだった」「俺が、若い頃は…」
過去の成功体験に固執し、新しいアイデアや若い世代の価値観を頭ごなしに否定する。この一言が、社員から「どうせ言っても無駄だ」と挑戦する意欲を奪います。
ワースト9:「(部下の提案に)でも、それは…」「いや、そうじゃなくて…」
部下が勇気を出して出した意見を、即座に「否定」から入る。これを繰り返されると、社員は思考停止し、会議は沈黙に支配されます。
ワースト8:「(問題発生時に)で、原因は?誰がやったんだ?」
問題が起きた時、未来の「解決策」よりも過去の「犯人探し」を優先する。この詰問口調が、組織から「正直な報告」を奪い、ミスの隠蔽を生むのです。
ワースト7:「自分でやった方が早いから、いいよ」
部下の成長の機会を奪う、最も代表的な一言。その上司の“親切心”が、部下をいつまでも一人前にさせず、結果として上司自身の首を締め続けます。
ワースト6:他の社員の前での、特定の社員への、厳しい叱責
一罰百戒のつもりかもしれませんが、その効果は全くの逆です。周りの社員は「明日は我が身だ」と恐怖を感じ、組織全体の心理的安全性が崩壊します。
ワースト5:「A君と比べて、B君は、本当に、優秀だな」
安易な他者との比較は、健全な競争ではなく、社員同士の「嫉妬」や「不信感」しか生みません。チームの一体感(=紡ぎ方の糸)を内側から破壊する危険な言動です。
ワースト4:言うことがコロコロ変わる
昨日、東だと言っていたのに、今日は西だと言う。会社の「ビジョン(=想いの糸)」がリーダーの気分でブレてしまうと、社員はどこへ向かって走れば良いのか分からなくなり、やがて走るのをやめてしまいます
ワースト3:部下の「手柄」を、自分のものにする
部下の素晴らしいアイデアや成果を、あたかも自分が考えたかのように役員会などで報告する。これは部下の信頼を根底から裏切る行為です。
ワースト2:感謝や承認の言葉が全くない
感謝や承認の言葉が全くない 社員が素晴らしい仕事をしても、それが「当たり前」だと思い、感謝や称賛の言葉をかけない。人は給与だけで働くのではありません。「認められている」という実感(=承認)こそが最高のガソリンなのです。
ワースト1:理念と行動が矛盾している
そして、最も罪が重いのが、これです。「我が社は、挑戦を尊重する」と言いながら、失敗した社員を左遷する。「社員は家族だ」と言いながら、平気でリストラをする。この「言行不一致」こそが、社員の会社に対する全ての信頼と忠誠心を破壊し尽くすのです。
まとめ
これらのNG言動に共通しているのは、社員を一人の尊重すべき「人間」として見ていない、というリーダーの無意識の“驕り”なのかもしれません。
あなたのその何気ない一言が、社員の一日を、そして一年を、暗いものに変えてしまう可能性がある。その想像力と自覚を持つこと。それこそが、リーダーとしてチームのモチベーションを守り育てるための第一歩なのです。
まずは「無料個別戦略診断」で、
現状と可能性を客観的に見つめ直すことから始めてみましょう 。